Scene 06◇〜仲間への疑惑〜         

Scene Player 志村 絹

茶太郎を支部へ連れて行き、私は先ほどのことを報告しに支部長室へ。これまでの経過と状況を整理すると、支部長の口からある人物の名前が・・・。仲間を疑いたくない、その気持ちに反して、私の心にはある人物への疑いが深まっていった。

GM】では、このシーンプレイヤーは絹さんで。君は茶太郎をUGN支部へ連れて行って、彼に「よくわかるオーヴァード講座!!」を受けさせます。

【絹】15分テープでまとめられている奴だな(笑)おねーさんと着ぐるみが出ているから(笑)

【茶太郎】ある意味、こえ〜(笑)

GM】それでいいのかっ!UGNっ!(笑)

【絹】小学生もみるんだよっっ!!

【一同】(爆笑)                               

【茶太郎】そこに合わしてあるんだね(笑)              

GM】・・・とまあ、君は例のごとく支部長室に報告しに入ったというところです.

【絹】『(かくかくしかじか)・・・そんな訳で取り逃してしまいました。』

GM/結城】『・・・やっかいだな。』

【絹】あと金縛りにあったので、注意が必要かと。』・・・どうやって注意するのかはわからないけど(笑)

【茶太郎】どういう力かもよくわからないからな。

GM/結城】『その金縛りは、獣化したオーヴァードが使ったものなのか?』

【絹】『仲間がいたかもしれないと?』

GM/結城】『その可能性は、否定できないだろう。』

【絹】金縛りにできるエフェクトってあったかな?

GM】金縛りという表現を使っているけどね。

【絹&茶太郎】身体が動かない!

GM】圧倒的な力に支配されているような感覚だね。

【絹】・・・『ナーブジャック』!!

GM】・・・なんだそりゃ?

【一同】(爆笑)

【茶太郎】GMがこんなことを言っている時点で違うこと決定!(笑)

【絹】違ったな・・・

GM】(ルルブを見て)・・・ふーむ。ありかもしれないね(笑)←(後の祭りである)

【絹】絹的見解では、『オルクス』のシンドロームを持っているかなと思ったので。

GM/結城】『その金縛りの能力を使ったのは、獣化したオーヴァードではないのだろ?』

【絹】『いえ、そこまではわからないです。』

GM/結城】『君の報告では、獣化したオーヴァードが視界から消えた後しばらくして、金縛りが解けたということだが?』ちなみに金縛りは、姿が完全に見えなくなってから解けたし、あの獣化オーヴァードがその能力を使ったようなそぶりはしなかったよ。

【絹】ということは、獣化したオーヴァードが、メジャーアクションをしたっぽくは見えなかったのだな、ルール的に。

GM/結城】そのようだね。『その獣化オーヴァード一だけならいいが、仲間がいるとなると厄介だな。』結城支部長は、君の話から仲間がいるかもしれないという可能性を示唆したよ。

【絹&茶太郎】すごい!!支部長だ(笑)

GM】言ったじゃん!解析能力はUGN内部でも1、2位争うって!・・・って、言ってなかったかも(笑)そういうことにしておいてください(笑)

【絹】いつも、支部長は無能ばかりなんで(笑)←(ひどいやつ)

GM】解析能力が高いから、本人がそんな気がなくても、周りから見ると小馬鹿にされている気になるのかもね。こいつと話してると。

【絹】他の支部長が無能すぎるのか(笑)

【茶太郎】いや、この支部長がきっと有能過ぎるんだよ。

【絹】そっちの方がかっこいいからそうしよう!!(笑)

GM/結城】『・・・ところで、志村、高木を最近見かけなかったか?』

【絹】見ていますか?

GM】君の認識では、オープニングで愚痴を聞いた日から見かけてないね。

【絹】『みていません。』

【茶太郎】高木ブー(笑)

【絹】『私は、おもに学校行っていますから。』

GM/結城】『いや、高木と彼のパートナーに、君を援護できるように指令を下したのだが・・・。』

【絹】え、私と高木って組んでいたんですか?

GM】いや、違う。高木にもともとパートナーがいるって言ったよね。それで、彼とそのパートナーに、茶太郎の警護をしている絹を助けるように、高校の周辺に待機するように手はずを整えたのだが・・・。

【絹】『接触は、しませんでしたよ。』

GM/結城】『ああ。その高木の行方が知れない。』

【絹】ところで高木のパートナーってだれですか?

GM】この前(オープニング)、思い出せなかったもんね。名前は・・・。

【茶太郎】高木ブーだから・・・

【絹】仲本だな(笑)

GM】じゃ、仲本で(笑)この際、名前は好きに決めてくれてもいいよ?

【茶太郎】仲本工事クンだね(笑)

GM】個人的には女子希望!

【絹】では、工子ちゃんだ(笑)

【茶太郎】くるしい〜なぁ。ま、下の名前はなくていいや。仲本さんで。(おばさん口調で)ところで2人はおつきあいしておりますの?(笑)

GM】べつにそこまで決めてないよ。・・・ご想像にお任せします(笑)

【茶太郎】ははぁ〜ん(笑)

【絹】あとは長さんだけだな。(笑)

【茶太郎】長さんいないね(笑)

GM/結城】『先日から、高木の行方がわからないという報告が、仲本からはいっている。』

【絹】先日?何日前くらいから?

【茶太郎】つい最近ってことか。

GM】二日前だね。正確に言うと。

【絹】『二日くらい前と言うと、茶太郎がオーヴァードに覚醒したくらいですよね。』と白々しく言ってみよう(笑)

GM/結城】『…うまく事が運びすぎているが・・・な。』(笑)

【絹】ところで。高木さんってシンドロームなんでしたっけ?

GM/結城】『資料室にいけば、所属しているエージェントの情報は検索できるが。』調べたいなら【情報:UGN】で。

【茶太郎】それくらいはわかるだろ。

GM】時間をかければ確実だと思われ。

【絹】でも、その資料に嘘書いてもいいんだよね。とりあえず8です。

GM】キュマイラを持っている。

【絹】キュマイラともう一つは?・・・まさか、トップシークレット(はあとvvvとか書いてたり(笑)

【茶太郎】あ〜そんなUGNやだな(笑)

GM】結城がこの場にいるからいいか。高木はキュマイラ/ハヌマーンだよ。

【絹】キュマイラ/ハヌマーンか。

【茶太郎】あやしい(笑)あの、獣化オーヴァードそれっぽかった。

GM】詳しいエフェクトまでは書いてないだろ、ふつー。

【絹】うん。書いてない。

【茶太郎】しつもーん!高木さんって何歳くらいなの?

GM】・・・この場にいない人は静かにね(苦笑)君ら聞かなかったよね、そー言えば。20代後半くらいです。見た目は。

【絹】20代後半・・・。

【茶太郎】あ〜

GM】写真とかありますよ?(笑)

【絹】じゃ、茶太郎に・・・でもまだビデオ(オーヴァード入門講座)見せられているだろうな、きっと。

【茶太郎】次にあったときには、UGNの完璧な手先となって生まれ変わった茶太郎になっていると(笑)

【絹】それは、人それぞれだと思うぞ。

GM/結城】『それと、未確認情報だが、高木に似た年格好のオーヴァードが一般人を襲っているという情報がはいった。』

【絹】(即答)それって、確定してると思うんですけど!

【茶太郎】うん(笑)

GM/結城】それじゃ、次だめ押しで。『今回の加藤茶太郎に関する事件、高木が関係している可能が高いと私は考えている。』

【絹】『それはもちろん。確定するしかない・・・状況になっていますよ。』(笑)

【一同】うん・・・

GM/結城】(にやり)『では、加藤茶太郎に関する事件の参考人として、高木の確保を最優先事項とする。』これよりK市支部は緊急体制に入るよ。

【絹】確保というより、むしろ捕獲

GM/結城】『もちろん、捕獲が望むべき状況だが…やむ終えない場合は始末しろ。』

【茶太郎】始末って・・・。

GM】ジャーム化した人間がいる事は、それこそ普通世界の脅威だもんね。君らはその恐怖といつも戦っているから、他人事じゃない。

【絹】ジャーム化したら、それしか方法はない。

GM/結城】『これまでの状況から、高木が正常な精神でない事は明瞭だ・・・が。』

【絹】『が?』のあと!!(笑)

GM/結城】『操られている可能性も否定できない。くれぐれも早まった判断は謹んで、行動をしてくれ。』

もともと、高木は正義感あふれる真面目なエージェントだったそうだからね。切れやすくなったのはここ最近の事らしいけど。

【絹】操られて出したのが、そこからだということか。

GM】さあね〜(にやり)

【絹】だとすると、一服盛られている可能性もあるんだな。

GM】仲本談によると、感情の起伏が激しくなったのは、前の支部が壊滅してからだそうだ。

【絹】それは、荒れるな。

GM】そこらへんから、感情を表に出しては、不可解な行動をとるようになったみたい。

【茶太郎】その情報がほしい!

【絹】じゃ、そこらへんを調べているときに偶然茶太郎が帰ってくるとか。

GM】そうだね。そうしようか。茶太郎、君は「なぜなにオーヴォード講座」うけて、一通りオーヴォードの知識を手に入れたと。

【茶太郎】じゃ、自分はきっとモルフェウス/モルフェウなんだ〜という事がちょっとわかったりなんかして。そしてきっとおにーさんに質問なんかしてんだろうな・・・

【絹/UGN説明員】『質問ある人〜はい、茶太郎くん(笑)』

【一同】(笑)

GM】マンツゥマンでやってるのに・・・(笑)一通りの講義を受けたので、君を解放してくれるね。

【茶太郎】『先輩は?』

【絹】病院に運ばれたんだな。記憶もけがもなんとかしてもらえるだろう(笑)

GM/エージェント】『けがは大事にいたらなかったという報告を受けている。しばらくは入院だが。君の先輩は一般人のようだから、こちらで事件に関する記憶を処理したよ。君も先輩にいらない事は絶対言わないように。』といって、釘をさされます。

【茶太郎】『わかりました〜。先輩が無事ならそれでいいや。』って、これから俺はどうしたらいいんだ?UGNに協力?エージェント?イリーガル?

【絹】エージェントは給料は固定だが、命令には逆らえない。イリーガルは事件があれば依頼も入ってくるが、定期的な収入はない。だから、事件がなければ収入が入ってこない。それだけの違い

GM】・・・金だけの問題かよ(苦笑)絶対にどっちか選ばなきゃいけない事じゃないし、自由にしていいよ。

【茶太郎】ただの野良オーヴァードになってもいいの?

【絹&GM】それは君次第だけどね〜(笑)

【絹】どうしても戦いたくないなら、強制はできないから。

【茶太郎】でも、一人でいてもなんにもならないし、とりあえずイリーガルします。

【絹】なにかあったら協力します、がイリーガル。

GM】OK。では、そろそろ絹と合流しようか(笑)茶太郎が解放されて廊下を歩いていると、前方の資料室のような部屋のドアがあいていて、中に資料を探している絹の姿が。

【絹】高木の資料にあたっているんだな。ゴソゴソ…見つけた!っていっているところに茶太郎が登場するのだな。

【茶太郎】『志村さん!!』

【絹】『説明は終わったのか?』

【茶太郎】『一通り、なぜなにオーヴァード講座をうけて・・・。でもあの男がいっていた仇とかに結びつかないし、身に覚えがまったくないんですけど。』(笑)

【絹】なんとなくだが、仇がどうのこうのでひらめいてしまった。

GM】どうぞ〜

【茶太郎】K市なんて壊滅させた覚えは・・・

【絹】元々の話は聞いたことがないだろうから、茶太郎に話しておく。K市が全滅したことと。

GM】ちょっとまてぃ!K市は全滅してないっ!!したのはUGN支部だ!!(笑)

【絹】そう、UGN支部だ(笑)

【茶太郎】支部が全滅したという事だけ?

【絹】支部の生き残りに高木と仲本という、2人のエージェントしかいなかった事を話す。

【茶太郎】お前のせいで仲間は・・・っていうのと支部の全滅と関係ある?

【絹】で、茶太郎を襲ったというオーヴァードじゃないかと疑われているのが、この高木。ここで、すかさず写真をぴらっと見せる(笑)

【茶太郎】『この男だ!!』・・・ってわかる?(笑)

GM】うん、わかるよ。君を襲ってきた奴だ。

【絹】それをきいて、ため息。『・・・しかし、本当に見に覚えはないのか?』

【茶太郎】『だから、醤油を持って倒れてからしか、こうゆう不可解なできごとに遭遇した覚えはないけど…自分の記憶のないところで何をしているのかわからない』(笑)

【絹】『そうだな』(笑)

【茶太郎】『最近、自分に自信がないし・・・』(笑)

GM】オーヴァードに覚醒したばかりならそんなもんでしょう。あやふやな自分の記憶に不安を覚えている…多分そんなところですね。

【茶太郎】俺はK市に住んでんだよね?支部壊滅の事件って、ニュースにならないよね?

GM】なったとしても、ガス爆発か火災事件とでしか世間には出てこないと思うけど。だから、君はそんな事件が起こった事なんて全く知らない。

【絹】なんで、高木が「仇」といったのだろう?

【茶太郎】襲った犯人と顔がそっくりだったのかな??

GM】さあね(にやり)

【絹】『接触したオーヴァードは高木だけか?』

【茶太郎】『んーと・・・覚醒して倒れていたときに、高木とは別の声が聞こえた。』・・・って、GMいってたよね?あと、協力がなんとか・・・

GM】ちゃんと覚えていたね(笑)

【絹】じゃ、その話をしながら、新しい情報なので、支部長に報告しにいく。

GM】オッケー、支部長室に来るんだね。

【茶太郎】『覚醒した次の日(土手で襲われた日)に、高木に仇っていわれた。』・・・ここまで来てもまだ意味が分かんない(笑)

【絹】・・・なるほど。こちらは意味が分かった。

GM】支部長に説明がてら、茶太郎に説明してあげてください。

【絹】高木は、茶太郎を前K市支部を壊滅させた犯人だと思っている。また、茶太郎はその謎の声の人物に無理矢理覚醒させられ、かつ、支部壊滅の犯人にしてあげられたと。・・・でも、状況がそれだけじゃないといっているように思えるのですが。犯人に仕立て上げるなら、もう少し簡単なやり方があると思う。

【茶太郎】そうだね。

GM】先輩も死んでないしね。

【茶太郎】・・・利用されている?高木が。

【絹】そうか、先輩に結局とどめ刺していない。

【茶太郎】「憎いだろう」とか、明らかに俺を挑発していたもんね。

【絹】こういったことを支部長に伝えたことで。あと、支部長がこれと違う推理をしたのなら教えてほしいです。

GM/結城】君の推理とあまりかわらない事を考えたようだね。『彼の周りで高木を含め、何らかの事件が起こる可能性が非常に高い。志村、君は引き続き彼の保護観察を続けてくれ。応援はこれより配置する。』

【茶太郎】ねぇねぇ、俺って、普通に学校にいっててもいいの?

【絹】建前では、オーヴァードは隠されている存在だから、白昼堂々おそってこないだろうけど。

GM】FHとか、たまにそんな事も考えずに襲ってくる事もあるけど。結城クンは君に向かって言うよ。『高木とその裏にあるものを探りたい。こちらが動きを止めてしまえばあちらも沈黙するだろう。だから、それを承知の上で一種の囮捜査として君の協力を仰ぎたい。危険だがやってくれないか?』

【茶太郎】囮捜査をしなければどうなるの?

GM】保護観察の名の下に、君は自由を奪われるね。

【茶太郎】やだ、やだ。学校にいくもん!(駄々っ子)

【絹】襲われたときの為に、私がついている。

【茶太郎】じゃあ、しばらくは絹さんをべったりかぁ(笑)そーいえば、昼休みからこっち(UGN支部)に来ているけど、あっちではどうなってんだ?

【絹】これくらいじゃ、UGNは動かない。ただのサ・ボ・リとして扱われているのが妥当(笑)

GM】日頃の行いがいいからね(笑)みんな気にしていないとおもうよ。

【茶太郎】日頃のおこないか・・・(笑)

【絹】GM、私は茶太郎警護の方でいいんですよね?高木の捜査は?

GM】別のチームに追わせるよ。

【絹】茶太郎にべったりだな(笑)トイレの中までも(笑)

GM】・・・君の父と弟はオーヴァードってことはしらないんだろ?何日も家帰らないのはやばいんじゃ?

【絹】バイトだと伝えておく。

GM】女子高校生が何日も家を空けるようなバイトをしてどーするんだ!!お父さんはそんな子に育てた覚えはないっ!(笑)夜は、別のエージェントと交代するということで、君はちゃんと家に帰りなさい(笑)

【絹】それじゃ、昼間学校いっている間と、放課後のできるだけ茶太郎の警護にあたります。

GM】了解。それではシーンを切ります。




 Scene 07◇〜居場所の消失〜

Player 加藤 茶太郎

この力に目覚めてしまったために、何かが動き出した・・・そんな予感が全身を緊張させる。開けてはいけないものを開けてしまった者は、元の場所には戻る事ができないとおとぎ話ではとくが、オーヴァードとしての非日常の力を手に入れてしまった俺は日常にもう戻れないのか・・・?

GM】君は支部から帰っているところです。帰りながらオーヴォードの力を思いかえしています。ちなみに絹さんは登場不可なんで。理由は次のシーンであかしますが。

【茶太郎】トボトボと。この力があるために、先輩をはじめ、自分の周りの人間を巻き込んでしまっているのがいやだな。

GM】(ナレーション風に)襲撃者に対して発揮された自分のオーヴァードとしての力。あらためて君は気づく。自分は普通の人間でなくなってしまった事を。

【茶太郎】・・・うーん。あまり深刻に考えなさそうだなこの子(笑)でも、周りに迷惑をかけるなら身をくらまさないといけないかもと思っている。

【絹】「探さないでください」と置き手紙残して(笑)

GM】君には、今現在の日常世界を捨てる勇気があるのですか?

【茶太郎】うっ・・・捨てられない。てことは、日常を守れってこと?(笑)・・・でもそんな、守りきれる力があるのか・・・。

【絹】そんな事をうだうだ考えているのだな。

【茶太郎】物思いにふけりながら月夜の道をあるいています。

GM】茶太郎、家の前に着いたよ。

【茶太郎】でも、家に入るのもどうかとためらっている。

GM】瞬間、君は違和感に気づく。夜なのに家の電気が一切ついていない。

【絹】おかしい。

【茶太郎】ええっ!!今日ココアは留守にしてるのか?

GM】ココアちゃん身体弱いんで、夜まで外出する子ではないよ。

【茶太郎】てことは・・・『(声にならない叫び)ココア!!!』家の中に飛び込みます。

GM】中に入ると、なぜか家具のない部屋が(笑)

【絹】夜逃げ状態?(笑)

GM】うん。生活の痕跡が一切なくなっています。

【茶太郎】わかった。こうやって、俺の日常が浸食されていく話なんだ(笑)

【絹】どこにいったんだろう・・・

【茶太郎】家具の置いていた跡とかは?

GM】一見、全くみられないね。新築の臭いこそしないが、誰も住んでいたようには感じられない。

【茶太郎】さっきの「なぜなにオーヴォード講座」で得た知識をもとに、何のエフェクトでやったかわかる?

GM】それはわからないよ。人海戦術でもできないことはないからね(笑)

【絹&GM】(唐突に)せーのっ!!わっせ!わっせ!!ぶろろろろ〜(笑)

【茶太郎】なにもないの?

GM】全く何もないよ。

【絹】中学とかでもらった、寄せ書き色紙とかもないんだな(笑)

【茶太郎】とりあえず、全部の部屋をあたるぞ。クローゼットもトイレも風呂も全部開ける。『ココアー!!』

【絹】炊飯器も(笑)

【茶太郎】床下も(笑)

GM】手当たり次第あけられるところは開け尽くしたが、手がかりは一切ないよ。

【茶太郎】はっとして、隣の岸本の家に行く!

GM】君が隣の岸本の家に行こうとすると、リビングに見慣れない女が一人立ってる。

【茶太郎】え?自分ちだよね?いつの間に・・・ふつーにびっくりするよね。『だれだ!』

GM】女の外見は、整った顔立ちの20代前半のOL風なおねーさん。はっきりいってとても美人だよ。しかし、目立った特徴としては、ひざまで届きそうな漆黒の長髪である事と、その目がルビーのように赤い事だね。

【茶太郎】女に向かって、『こんな事をしたのはお前か!』と声を荒げていってみる。

【絹】ぷんすか!!(笑)

【一同】(笑)

GM/赤い目の女】『直接、私が手を下したという意味ならYesと答えるわ。でも、こうなる事ははじめから定まっていたことよ。』

【茶太郎】また、変なんでてきたよ〜(苦笑)いってる事が電波っぽい(笑)『どういう意味だ!!』

GM/赤い目の女】『あなたが力に目覚めてしまった。だから、運命の輪が回り始めた。・・・もう誰にも止める事はできない。こうなる事もね。』

【茶太郎】『お前達が無理矢理目覚めさせたんじゃないのか!!』

GM/赤い目の女】『いいえ、我々の呼びかけに答えてしまったのはあなたよ。誰もが我々の呼びかけに答えられる訳じゃない。答えられるのは、我々に作り出された者だけ。』

【茶太郎】『・・・どういう意味だ!!』

GM/赤い目の女】『文字どおりに受け取って下さって構わないわよ・・・ふふっ』(笑)

【茶太郎】はぁ??本当に意味がわからない!!(笑)

GM/赤い目の女】『あなたは、我々結社から生み出されたもの。私達は『結社の子』と呼んでいるわ。』

【茶太郎】『・・・結社の子・・・』と口の中で反芻してみる。でも、まだピンと来ない。

GM/赤い目の女】そんな茶太郎の様子を知ってか知らずか女は言葉を続ける。『あなたが何の疑問も持たずに生きてきたこの日常生活。これも、結社があなたのために用意した日常よ。』

【茶太郎】結社・・・けっ、しゃ・・・・・・拙者?(笑)

【一同】(乾いた(笑))

【絹】茶太郎の乾いた笑い声が、むなしくリビングに響いたと(笑)

GM】笑えないっ!(笑)もちろん女は少しも笑ってくれないよ。

【茶太郎】『そんな事より、ココア・・・妹をどこにやった!』

GM/赤い目の女】『元の場所に戻ったわ。』

【茶太郎】『元の場所??』

GM/赤い目の女】『いったでしょ、これは作られた日常(モノ)だって。妹として彼女を見てきたのかもしれないけど、本当は赤の他人かもしれない・・・そう思った事は一度もなかった?あなた達は、結社によって家族として虚構を生きてきた。今はそんな必要もなくなったから。いるべき場所に帰ったの。』

【絹】いってる事が突拍子もなくなってきたぞ(笑)

【茶太郎】『それでも、妹は妹だ!!』

GM/赤い目の女】『あなたは、結社によって作られ、選ばれた人間。来るべき日のために必要な人間なのよ。』

【茶太郎】『何が目的なんだ!!』

GM/赤い目の女】『そのうち、あなたにもわかる日が来るわ。』

【茶太郎】うわ、ごまかされた(笑)

GM】ここでばらしてもね・・・伏線としておかせてもらいます。

【絹】にしても、あまり会話になってないね。

【茶太郎】電波と会話はできない!!(笑)

【絹】ところで、私が登場できないという事は、任務を誰かに引き継いでいるということですよね?だれか、別のエージェントが見ているんですか?…それとも、死体になっているとか?(笑)

GM】大正解!!

【茶太郎】えっ、なんだって??

【絹】庭に死体が転がってないか確認しとけってさ(笑)

【茶太郎】う〜んどうしよう。。。『俺の人生が作られたものだっていうのなら、岸本も、先輩も作られたものだっていうのか!!』といってケイタイで連絡を取ってみる。

【絹】『この電話は現在使われておりません』(笑)

GM】すべてが結社の息のかかった人間という事はないだろうけど、少なくとも君の家族は結社の人間だよ。

【茶太郎】『俺を無理矢理覚醒させたのも、お前達結社の人間か?』

GM/赤い目の女】『ええ。力に目覚める事によってようやく、あなたも虚構の世界から現実で生きる事ができるようになったのよ。喜ばしい事に!』女はとっても幸せそうな顔で語っていますよ。

【茶太郎】キモーイィィ!!(笑)

【一同】(爆笑)

GM/赤い目の女】『さぁ、私たちとともにいきましょう。』

【茶太郎】『俺の現実はそっちじゃない!』

GM/赤い目の女】『今まであなたが生きてきた世界は、いわば繊細なガラス細工のようなもの。少し力を加えるだけで壊れてしまうものに執着するなんて・・・あまり賢い選択とはいえないわ。』

【茶太郎】『ガラス細工だろうが、なんだろうが、お前達のところにいくよりはましです!』

GM】なぜそこで、丁寧な言葉遣いになるんだ!!

【一同】(爆笑)

【絹】小さい駄々っ子をなだめている、おにーさんのような口調になってきたな。

【茶太郎】『僕は、絶対行かないです(笑)』

GM/赤い目の女】茶太郎を愛おしそうに見つめて、『・・・そう、残念ね。私はあなたの執着するガラス細工を壊して、あなたがいやでもやってくるようにしてあげる。』そういった口の端が少しつり上がる。

【茶太郎】『絶対、いかないもんね!べぇ〜』

【一同】(大爆笑)

GM】そうやって返してくるとは思わなかった(笑)本当にこんな奴を選ばれし者にした結社って・・・(笑)

【茶太郎】『お前たちが、どんな事をしても必ず妹を取り戻してやる!はっはははー!!(高笑い)』

GM】ただの悪人だ!それは!(笑)

【絹】・・・かっこいいではないか。ある意味。

GM】どこがやねん!!(笑)

【茶太郎】『お前達が何を企んでいるのかは知らないが、俺は絶対思い通りにはならない。』

GM/赤い目の女】『そう・・・だとしても、もうあなたは抜け出せないわよ。なぜなら今はあなたが主役だから。もちろん終わりは来るべき日よ。その日にあなたが守ろうとする世界は、崩れ去っていくわ。それでもあなたは来ないのね?妹さんが待っている世界に。』

【茶太郎】『なにがあっても、そっち側には行かない!』

【絹】妹はタイタス化だね。

GM】今するか、それとも・・・

【絹】次会ったとき『あんただれ?』っていわれた瞬間にタイタス化!(笑)

GM】たのしみ〜ぃ(笑)

【茶太郎】・・・それでもいいもん。

GM】それじゃ女は言うだけいって退場しようかな。女の輪郭がぼやけたかと思うと、しゅわわ〜といって姿が霧状になって消える。

【茶太郎】『待て!!』

GM】その声だけが何もないリビングに響きわたり・・・しかし、後には何も残っていません。ここで、シーン終了。




Scene 08◇〜新たな犠牲者〜

Scene Player 志村 絹

オーヴォード、一般人関係なく襲う高木。ジャーム化して正気を失ったことで見境がなくなってしまったようだ。元同僚を始末する事にとまどいはない。過去にも何度か経験してきた事だ。暴走するジャームから力を持たないものを守る・・・それがここにいる理由だから。

GM】次は絹さんが、シーンプレイヤーです。茶太郎がシリアス?なシーンをしている頃と同じ時間帯です。君は、茶太郎の警護をしようとしたときにケイタイが鳴ります。相手は君の父親です。

【茶太郎/絹の父親】『おめぇ今なにしてんだ?』(よっぱらいオヤジ風)

【一同】(笑)

GM/絹の父親】『そんなことより、鍬が病院に運ばれた。すぐこっちに来い。』

【絹】『どこの病院だ?』

GM/絹の父親】『市内の中央東病院だ。』

【茶太郎】中央なのか東なのかはっきりしろー!(笑)

GM】じゃ、中央病院で(笑)

【絹】『わかった。』すぐ行くしかない・・・だろうな。病院に急行します。

GM】うぃ。茶太郎の警護はほかのエージェントがついてくれるということになります。さて、絹は集中治療室の前に父親の姿を見つけた。

【絹】そんなすごいとこに!?『何があったんだ親父!!』

GM/絹の父親】『・・・わからない。』

【茶太郎】なんで、こんな30代の息子との会話のような受け答えなんだ?(笑)

GM】たしかに(笑)すくなくとも親娘の会話ではないわな(笑)

【絹】反抗期!すごい反抗期なの(笑)

GM/絹の父親】『ただ、血まみれで倒れていたところを運ばれてきたらしい。・・・絹、お前、ついててやれ。』それだけいって、絹の父親はどっかに行ってしまいます。

【絹】『おいっ!』とかいっても、すでにいなかったりするんだろうな。

GM】昔からこんな事はよくあったね。不意に姿を何日か見せないこともあるよ。どこにいって何をしているかは君も知らない。謎の多い親父だね(笑)

【絹】親父はきっとすごい人なんだよ(笑)だってポジティブが尊敬なんだし(笑)

【茶太郎】でもネガ(嫌悪)が表なんだ。

【絹】そうそう。

GM】担当医がご家族の方ですか?って感じで、今の病状を説明してくれる。外傷は深く、意識は昏睡状態。しばらくはガラス越しでしか様子は伺えない。

【茶太郎】消毒すれば入れるかもよ(笑)

GM】そんな所に、携帯に連絡が。

【絹】今度はUGNでしょ?

GM】そう。

【絹】とります。

【茶太郎】病院で携帯?(笑)

GM/結城】ロビーにでも移動してとってくれ。『結城です。高木の足取りについての情報が入りました。再び一般人を襲ったようです。被害者は・・・あなたの弟です。』

【絹】なるほど。そういう訳か。・・・しかしなぜ?

【茶太郎】たまたま、被害者が絹の弟だったのか、それとも狙ったのか・・・?

GM/結城】『こんな状況で申し訳ありませんが、あなたに頼みたい事が。加藤茶太郎を警護していたエージェントたちと連絡が取れません。』

【茶太郎】みんな死亡しました。でも茶太郎はピンピンしています(笑)

GM/結城】『至急、彼と合流して警護をお願いします。こちらも全力をあげて高木のあとを追いますので。』

【絹】『わかりました。』

GM/結城】『では、よろしくおねがいします。』

【絹】携帯を切って、一度だけ後ろを振り返って、走って出て行きます。

GM】良い演出だ(笑)

【絹】そうだ、弟が襲われた事について調べたい。もし、理由があるのなら探りたい。ただ行きずりで襲われたのかもしれないが・・・。

GM】あい。なにで調べる。

【絹】えーと、弟の襲われた事件について【情報:UGN】で調べる。・・・達成値は9。

GM】高木に襲われた。

【絹】それだけかい!!

GM】弟くんが学校からの下校途中に高木に襲われたらしいですね、状況的に。

【絹】家にいたときに襲われたのであったら、狙われた可能性も考えない事もないが・・・偶然襲われたということを信じておこう。

【一同】(笑)

【絹】どっちにしろ、たまたまでも襲いかかっているだけで相当ヤバいんだけどな。

GM】ちなみに、ほかの襲われたという情報として共通しているのは、最近オーヴァードに覚醒したと思われる人間の周辺に起こっている事が多いかも。

【絹】という事は、弟の友人がオーヴァードに覚醒したのか?

GM】可能性はある。でも、確実な証拠はない。K市周辺でオーヴォードに覚醒する人間が最近多いのはUGNでもわかっている。そして、UGNが把握している限りのオーヴォードの周辺で不可思議な事件が起こっている。・・・人が襲われたり、場所がなくなったり。

【絹】場所?風呂屋がなくなった〜(笑)

【茶太郎】まぁ、明日からのお風呂どうしましょ(笑)

GM】そういう問題かい!!(笑)・・・例えば一家もろとも消失とか。

【茶太郎】それうちの家だよ(笑)

GM】そんなとこでよい?この後、絹さんは茶太郎と合流するという事でシーンを切ります。

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